マサの花園

百合の花を咲かせてます

【CCS Advent Calendar 2020 24日目担当】真・百合学入門

授業概要情報

概要

この記事はCCS Advent Calendar 2020 24日目担当である。

私はテーマとして「百合作品」に焦点をあてた記事を作成することとした。

前日を担当してくださった方の記事はこちら

chinimuruhi.hatenablog.com

丁寧に書いてあり、読みやすい。私もこういう記事を書きたいのだがそれには私の語彙力が足りない。

目的

「百合作品」について知り、1人でも多く沼に落ちてもらう。ニチャアと笑うオタクを生成する。

授業計画・授業内容

全8回にわたり、百合作品そのものについて、また私が知りうる範囲ではあるがおすすめの作品を紹介する。

教科書・参考書

なし。この記事を読み終えた後、教科書・参考書(※百合作品のこと)を是非手に入れていただきたい。

評価方法・基準

 この記事を読むことで出席とし、基本的にはその出席状況で決定する。

なお、「こんな作品買ったぜ!」と私にTwitterでアピールすることで特に加点はされないが私がニチャアと笑顔になれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこのテンション飽きたのでnoteで記事書いてるときのテンションにもどっていいですか、いいよいいよあり。

第1回 「百合作品」とは

まず、なぜ私がこのテーマを選択したのか、その経緯についてお話します。

 

 

 

 

…と思ったのですが今お気に入りの作品が更新されたので手が止まってしまいました、見なきゃ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(十数分後)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待たせいたしました。続けましょう。

え、何を読んでいたかって?

 

これです、みなさんも「不揃いの連理」をよろしくお願いします!!

 

 

 

 

本題に戻りましょう。

話は昨年の12月の記事にまで遡る。

昨年の12月16日、こんな記事が投稿された。

note.com

中身を見ていただければわかるが所謂「タイトル詐欺」である。

 

百合のこと一切話してないのなんか嫌だなあ!?というお気持ちと、自分自身ここ1年で急にはまったコンテンツであったため、そんな自分の振り返りのためにこのテーマでの執筆を決定した。それがこの「真・百合学入門」である。要するにこのタイトルは当てつけである。(フィディアごめんね)

 

 植物としてのユリ

 

まずは「百合」という言葉そのものについて確認しよう。

そもそも「百合」とはもともとは植物の名前である。

ja.wikipedia.org

 

ここでは後の意味と区別するため、植物の名称としては「ユリ」を採用する。

ユリはユリ目ユリ科ユリ属の多年草の総称である。学名 Lilium、英名Lily。

花言葉は「純粋」「無垢」

さらに色によって細かく分かれるという。

白百合(ユリ)の花言葉は「純潔」「威厳」。

オレンジの百合(ユリ)の花言葉は「華麗 」。

ピンクの百合(ユリ)の花言葉は「虚栄心 」。

黄色の百合(ユリ)の花言葉は「陽気」。

 

園芸品種としても食用、薬用植物としても用いられ、幅広い種類が存在する。

原種は100種類以上、品種は130品種以上あるとされている。

代表的な種にヤマユリオニユリカノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどが存在する。

 

 

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ヤマユリ

 

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失礼しましたオニユリ(MXM)がでてしまいました。

 

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こっちが本当のオニユリ

 

園芸品種

園芸品種としての代表的な分類は以下の通り。交雑親に基づいて分類されている。

・アジアティック・ハイブリッド

 交雑親はアジア原産のユリ(エゾスカシユリ、イワトユリ、ヒメユリ、オニユリ)

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アジアティック・ハイブリッド

・ロンギフローラム・ハイブリッド

 交雑親はタコサゴユリ、テッポウユリ

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ロンギフローラム・ハイブリッド

 

・マルタゴン・ハイブリッド

 交雑親はマルタゴンリリー、タケシマユリ、クルマユリ

 

・トランペット・ハイブリッド

 親はキカノコユリ、リーガルリリ

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トランペット・ハイブリッド



 

・オリエンタル・ハイブリッド

 ヤマユリカノコユリ、タモトユリなど森林の種類を交配させて作られる

 

 

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オリエンタル・ハイブリッド

 

それぞれ原種の違いもあって、花の形については違いがある。

私はその道に詳しい人間ではないため、こんなに種類があるんだな~という程度に眺めていただければ結構。

 

食用として

ユリは「見る」植物としての印象が強いかもしれないが食用としても用いられることもある。

普通の観賞用のユリでは苦くて食べられないが、食用として栽培すれば食べられるという。

日本ではヤマユリコオニユリオニユリの3種の球根(ユリ根)が食用として存在する。

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ユリ根

食感はホクホクとしており、ほんのりとした甘みがある。

懐石料理や精進料理、おせち料理などに使われることがある。

カリウムが野菜の中ではトップクラスに豊富でビタミンCが含まれている。

薬用として

オニユリコオニユリの球根は生薬にもなる。

滋養強壮、利尿、鎮咳などの効果がある。

 

以上のように鑑賞用だけでなく、実生活に役に立つ側面ももっていることがわかる。

 

植物の「ユリ」の紹介は以上にとどめておく。

 

ここからは本命のジャンルとしての「百合」についてお話ししよう。

ジャンルとしての「百合」(以下、植物との区別のため、「百合」で統一する。)

「百合」は女性の同性愛のことを表す言葉、またはそれを含む作品群のことを指す。

広い意味では女性同士の恋愛に近い友情、普通の固い友情についても「百合」と呼称されることがある。

略称としてGL(Girl's Love)も使用される。

今回は恋愛感情が入ってくるものを「百合」として扱っていくこととした。

 

由来

そもそも女性の同性愛をなぜ「百合」とさすようになったのか。

それにはBL、すなわち男性の同性愛とのかかわりがある。

 

 

1970年代、「薔薇族」という雑誌が創刊された。男性の同性愛者向けの初めての商業誌となる。タイトルの由来は古代ギリシャでの「薔薇の木の下で男同士が契りを結ぶ」という話が元となっているという。

薔薇族のなかで編集長であった伊藤文學が男性同性愛者を指す「薔薇族」の対比として「百合属」を提唱。また「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美人の姿や振る舞いを表す言葉や白百合のイメージも相まって、定着していった。

先ほどのユリの写真を見返していただければなるほど、確かに綺麗な花だし、イメージとして用いられるのも納得がいく。

 

当初は薔薇族とともに隠語としての用いられていたが、GLをテーマとした作品で「百合」を関連付けて用いられることが増え、徐々に百合は女性の同性愛を指す言葉として普通に用いられるようになっていった。

 

百合作品の魅力

百合の魅力とは何か。

ズバリ言ってしまえば「かわいい女の子とかわいい女の子がイチャイチャしたり、恥じらったりしているのが見られる」ことそのものである。

 

いやだってかわいい女の子嫌いな人類おる?おらんでしょ。

お互いのことを想う気持ちはあるもののそれは「友情」なのか「恋愛感情」なのかで揺れ動いたり、「女の子同士なんておかしいんじゃないか」と思い悩む描写、その過程があるところも魅力といえる。(そういう描写見るとついニコニコしてしまいますよねニチャア)

 

BLに比べてまだまだ市場の規模は大きくないが調べる限りだとここ10年でかなり拡大したように見える。私が高校生の時には「そういうジャンルがあるんだ」とそこまで意識はしていなかったものの認知していた記憶はあるので。

王道といわれる作品、今アツい作品、様々なおススメ作品も検索すればたくさん見られるようになっている。

 

これから私の記事では「私個人の」おすすめ作品を1回1作品で複数作品紹介していこうと思う。無論私個人のおすすめであるため、合う合わないはあって当然である。だがそれもまた出会いの一つ。ちょっとでも興味がわいてくれた方に少しでも参考にしていただければ幸いである。

 

 

第2回 ex.1 やがて君になる

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概要

おすすめ作品紹介、初回は王道の作品、「やがて君になる

これは百合作品を語る(この記事は別に「語る」というようなものではないが、ただオタク特有の早口言葉を文章化しただけである)上では外せないだろう。

「百合作品 おすすめ」と検索して1ページ目に出てくるようなサイトのほとんどで取り上げられているのがその証拠である。

かくいう私は大学の同学科の友人から全巻読ませてもらい、見事にはまってしまった。

私の百合沼の原点である。

作者は「仲谷鳰」先生 。この方は短編集も出しており、百合作品以外も面白いので是非買っていただきたい。買えってうちの前会長が言ってた。

 

人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる。「私、君のこと好きになりそう」(やがて君になる - pixivコミックより引用)

 

全8巻、完結済み。

 

「恋愛感情」を理解できない人間と「誰のことも好きになれない」人間が出会い、お互いに「共感」から始まった2人の関係性は様々な出来事を通して変化していく。

 

…もう少し詳しく書いても良かったけど思わずネタバレを踏んでしまいそうなのでここにとどめておこう。

 

とにかく全体的に「綺麗」という一言に尽きる。絵もそうだが登場人物1人1人がとても魅力的でそれぞれの絡みがかみ合ってストーリーが進行していく。そのストーリーもまた良い。

 

出てくる人物ほぼ全員重要人物ではあるが全員紹介していると後ろの記事が書く時間が取れそうにない(これを書いている現在、12月23日0時51分である)ので主要人物3人のみに絞って軽く紹介する。

 

主要な登場人物

 

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小糸侑(画像右)と七海燈子(画像左) 燈侑まぶしいわ

 ・小糸侑

本作品の主人公。遠見東高校(舞台となる高校)の1年生。

恋愛そのものに関しては小説や曲の歌詞のフレーズを気にする等、人一倍の関心があるものの、自身の中に「恋愛感情」による心の揺れがない。恋愛感情のみならず基本的に感情の振れ幅が狭い。そんな自分を俯瞰して見ている癖がある。自分の感情をあまり表に出さない。

 

押されると弱く、色々引き受けてしまう。しかし、一度引き受けたことはしっかりと取り組む真面目さを持っている。

 

高校進学して入る部活動を決めかねていたところ、生徒会の手伝いを頼まれ、前述の性格も相まって引き受ける。そこで七海燈子と出会い、好意を持たれる。

 

かわいい。顔も髪型もかわいい。

 

・七海燈子

遠見東高校の2年生。生徒会に所属しており、序盤で生徒会長に当選する。

 

 

容姿端麗頭脳明晰スポーツ万能、あらゆる物事をそつなくこなす秀才であり、周囲から信頼される人格者でもある。要するになんでもできる。

男女どちらからの人気も高く、何回も告白をされるが「誰も好きにならない」と言って全て断っている。

これらの人物像にはなにか事情があるようで…?(この先はネタバレとなるため説明略)

 

 

「恋愛感情を理解できない」侑に関心を持ち、すぐに好意を抱く。

 

 

かわいい。表情が好き。

 

・佐伯佐弥香

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佐伯沙弥香

遠見東高校の2年生、燈子と同級生で自他ともに認める親友。同じく生徒会に所属しており、燈子が会長となった時には副会長となる前から燈子の補佐をしている。

こちらも容姿端麗(ここ重要)頭脳明晰スポーツ万能と燈子に並んでなんでもできる。勉学ではライバルとしていつも定期試験のや小テストの点数を競っている。

気品の自信を感じさせる立ち振る舞いは彼女の常日頃からの様々な面での努力によるものである。

 

燈子に対する感情は友情だけではない。

過去の経験から二度と恋愛をしないと誓っていたが高校の入学式で燈子に一目惚れする。いやわかるよ誰だってあんな人見たら惚れる

 

その恋愛感情は時間がたつごとに膨れ上がっているが当の燈子にはずっと隠し続けている。燈子をずっと隣で支え続けているのもこれが原動力となっている。とにかく好きになった相手のために何もかもをささげようとする。一途、良い。

 

 

ここは重要な話ではあるが視力があまり良いわけではなく、普段の学校生活ではコンタクトレンズをしている。家に帰ったら眼鏡姿である(下画像参照)。

かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

コンタクトレンズ姿と眼鏡姿で2倍楽しめる、最高のキャラ。

 

あとコーヒーが好き。俺も好きだよコーヒー!

 

 

 

 

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メガネをかけた佐伯沙弥香!!!!!!!!!!!!!!かわいいところしかないね!!!

さらに説明したいこともあるがそれを書くにはいかんせん時間が足りないのと私の言語能力では限界がある。くそぅ…

 

 

また、佐伯沙弥香を主人公とした外伝小説もでている。

それがこちら「やがて君になる 佐伯沙弥香について」(略称ささつ)

全3巻、完結済み。

 

dengekibunko.jp

沙弥香は負けヒロインとか言っている人間は責任をもって俺がささつを読ませた後に1時間以上沙弥香について解説します

 

やが君を読み終わった方はぜひこちらまで読んでいただきたい、いや読まなければならない、読め。ここまで読むことで初めて佐伯沙弥香というキャラの1つの終着点を見られる。

 

 

 

え?他の2人に比べてボリュームが多いって?

とにかく佐伯沙弥香をよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

以上主要キャラ3キャラの紹介となる。

 

読んで、後悔することはないと断言しても良い作品であるため、どの作品から手を付けようか迷っている方は「とりあえずやが君」で問題ないであろう。

 

私が読んだ時の感想とも言えないガチモンの限界状態を書いた記事もあるため、よろしければこちらもご覧いただきたい。いややっぱ読まなくていい

note.com

 

第3回 ex.2 安達としまむら

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2枚目がコミカライズ

概要

アニメ化の影響もあってかここ数か月で私のTwitterのTLに話題としてあがることが多い作品。

 

女子高生である安達としまむらは、体育館の2階で出会い、友達になった。二人は好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球をしたり、普通な日常を過ごしながら、友情を育んでいくが、やがて安達はしまむらに対して特別な感情を抱くようになる。自分の中に生まれた感情に苦悶しながらも、安達はしまむらと一緒に少しだけ変わった日常を歩んでいくことになる。(安達としまむら - Wikipedia より引用)

 

こちらも女子高生同士の恋愛を描いている。やはり恋愛を扱う作品の人物はそれくらいの年頃が一番描きやすいのだろうか。見ているこっちも面白いと感じるのでオールオッケーだが。

 

原作小説とコミカライズ(2種類)が存在している。原作小説の作者は「入間人間」先生で、実は前述したささつを書いてらっしゃるのもこの方である。最初知った時は私も驚いた。

原作は現行で全9巻、作者が完結を宣言していないため、完結済みではないだろう。

コミカライズ版だがこちら2種類存在し、ガンガンONLINE版と電撃大王版となっている。ガンガンONLINE版は全3巻ですでに連載を終了している。電撃大王版は現行2巻まででており、連載が続いている。

私は原作小説と電撃大王版のコミックスを読んでいる。(後からもう1つのコミカライズの存在をはっきりと認知したんだよね)

 

小説は地の文も必ず誰かからの視点で描かれているのが特徴である。

三者視点がほぼ存在しない。ほぼ後述する主人公2人からの視点がほとんどである。

そのため、内面の表現が非常に多い。その場面での視点になっているキャラクターが何を考えているのかが丁寧に描かれている。

 

小説1巻、2巻あたりは百合といった感じではなく女子高生同士の微妙な距離感、友情を描いているが3巻以降からかなり百合属性が強くなってくる。ですので1,2巻読んで「なんか違くね?」と思われた方はご安心を。

 

漫画版(私は電撃大王版しか所持していないため、こちらの話となる)は原作の展開をっ少し省略、改変している部分があるが小説の雰囲気を維持してコミカライズされていると感じる。絵が好き。柚原もけ先生の絵本当に良い。今私の本垢のアイコンは電撃大王Twitterアカウントで配布されていたもけ先生のイラストになっている、かわいいでしょう?

 

 

主要な登場人物

主人公2人+3人がメインのキャラクターとなっている。

基本苗字だけしか書かれていないがフルネームは作中でしっかり判明する。

ネタバレ要素を含んでいるため、ここでは苗字のみでの表示としている。

 

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安達(画像左)としまむら(画像右)

・安達

本作の主人公。学校の授業にほとんど出席しない、所謂不良少女。

よく体育館の2階でぼーっとしながらすごしているが、ある日そこでしまむらと出会う。

最初は普通に会話をしていたが、とあることをきっかけにしまむらを恋愛対象として意識するようになる。前述したとおり、授業にあまりでてないからか友人と呼べる存在がしまむらしかおらず、しまむらが他の人と会話しているところを見るとすぐやきもちを妬いてしまう。

また恋愛感情が膨れ上がるあまり、いざ自分がしまむらと話しているときにはちょっとしたことですぐ赤面したり、遊びに誘う時に極度に緊張したりする等、まるで好きな女の子に話しかけるときの典型的な男子高校生のような振る舞いになる。

 

一部ではこの安達の性質を取り上げて、「安達としまむらは安達の『童貞性』を見る作品である」と言われていることもある。(「童貞女子」とかいう単語誰が考えたねん)

 

かわいい

 

しまむら

本作のもう1人の主人公。安達ほどではないがよく授業をさぼっているため、こちらも不良少女といわれている。髪を染めているが周りからは不評らしい。(いやかわいいが?周りの人間の目はどうなってんだ?)

 

体育館の2階で安達と出会って以降、一緒にさぼる仲になる。人付き合いはそこそこできており、日野や永藤といった友人達がいるが一方周りのことにそこまで興味関心を持たない性格であり、自分のこともあまり他人に話さない。

 

安達に色々振り回されながらも「まあいっか」と言ってついて行ってあげる面倒見の良い一面がある。

 

ちなみにめちゃくちゃかわいい

 

・日野、永藤

安達、しまむらと同じクラス。

この2人は幼稚園の頃からの幼馴染で親友。

…なのだが絶対そんな関係でおさまっていない。

高校でもいつも一緒にいるあたり、相当仲が良い。

日野はお調子者な性格で永藤はどこか抜けているところがあり、よく日野に突っ込まれている。

日野はよく永藤の家に入り浸っており、永藤の両親からも良くしてもらっているという。いやもう「公認の仲」じゃん。ほんとに親友?

 

 

主人公ではないがこちらの2人を中心にした話も展開されており、かなりの爆弾である。油断していると思わぬ角度からの砲撃を食らい、もれなく死ぬ。

 

 かわいい

 

・知我麻社

「ちかま やしろ」と読む。

日野が釣り堀で遭遇した変な奴。いや本当に変な奴。

日野が連れてきたしまむらを気に入り、ことあるごとにしまむらの目の前に突然姿を見せるようになる。(描写的にまじでどっから現れるのかわからないっぽい)

本人は「宇宙人」を自称しているが果たして…

食べ物に目が無く、よくしまむら家にたかっている。

いまだ謎が多く、9巻まで読んだ私もいまだに「なんだこいつ」となるレベルのキャラ。決して登場回数が少ないわけではないのだが…

 

かわ…いい…?

 

 後半3人に関しては原作を読んで見た目を確認されたし。日野永藤は原作での絵がほとんどなかったかつ、漫画でもまだあまり活躍をしていないのでいい画像が無かった。

 

安達としまむらは12月24日現在、アニメ放送中で今週、最終回が放送される。

この作品に興味を持った方は小説、漫画、アニメのどれからでも入っていいと思われる。自分の入りやすいところから入っていくと良いだろう。個人的には電撃大王版の漫画はまじで読んでいただきたい。

 

第4回 ex.3不揃いの連理

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記事序盤に一瞬登場した作品をこちらで紹介する。

私はこの作品を某PUCの前代表から教えてもらったも同然な感じで知った。

Twitterで更新されているため、私のRT、もしくは某がんのいいねで回ってきて見覚えがあるという方が多くいらっしゃることだろう。

概要

 

作者は「みかん氏」先生。Twitter(@mikanuji)で短編ストーリーで連載していたが11月からはコミックニュータイプで長編ストーリーで新連載を行っている。ストーリー自体はTwitterで載せていたものとつながっている。リンクを再掲しておく。

 ちなみにこの方、百合創作や同人誌をたくさん出している。私は最近やっとこの方の所属しているサークル名がわかったので近々購入しに行くことを検討している。

 

見た目も年齢も生き方も関係ない、ただ、貴女と一緒にいたい―― 仕事に追われ、まともな恋愛が出来ないことを悩むOL・田中伊織 金髪にピアス、そしてタトゥー、一見近寄りがたい風貌の若者・船頭南 勢いで一夜を共にしたのをきっかけに同棲を始める二人 性格は異なる、見た目も違う、歳の差もある、でも…それぞれが欠けていたものを 二人で不器用に埋め合わせていく……(不揃いの連理 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker より引用)←こちらはTwitter連載verの紹介文

 

年齢も生き方も何もかも違う。でも…ただ、一緒にいたい――。 片思いがいいだなんて惨めで悲惨な恋愛をしたことがないから言える――。 なんでこんな人、好きになったんだろ…謎――。 性格は異なる、歳の差もある、考え方も見た目も何もかも違う。でも、それぞれが欠けていたものを不器用に埋め合わせていく彼女たちの物語。(不揃いの連理 - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtypeより引用)←こちらはコミックニュータイプでの新連載版の紹介文

 

先ほどの2つの作品は中心人物がほぼ高校生であったがこちらの作品は高校生は勿論でてくるが社会人も登場する。私は年上好きなのでそういうのは全然大歓迎それぞれが思い悩みながらも相手への思いを募らせていく。

 

この作品の魅力は主役級のキャラが多い。現在は3「組」の話が展開されている。つまりこれ1つ読むだけで3倍おいしいってことだよなあ!?

また、先に紹介した2作品に比べて愛情表現がストレートでわかりやすい。火力が高いです。私は更新されたものを見るたびにオタク=スマイルを抑えられなくなっている。すーぐイチャつくし、ペアによってはすーぐチュッチュする。いいぞもっとやれ。

 

 

主要な登場ペア

主要な登場人物が6名もいるため、それぞれペアにして3組の紹介を行う。

こうでもしないと字数が膨れ上がるし、なにより時間がかかる。

というかこちらの画像さえ押さえてくれれば後はノリでなんとかなる。いや本当に。

 

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主要キャラ6人

それゆえこちらではこの画像に+の説明を軽くくわえる程度にとどめようと思う。

この作品はキャラをちょっと知ってから読むより、読んでキャラを知った方がいいぜ。

・田中伊織&船頭南

OL&(年齢はおそらく高校生の)居酒屋働き。

伊織は南の働く居酒屋の常連客である日、失恋した勢いでいつものように居酒屋に来た後、泥酔したところを南に介抱されていた。

気が付くと裸同士で一緒のベッドで寝ていて…?

 

この作品で一番のいちゃつき度が高いペア。ちょっとしたことですぐ喧嘩するけどすぐ仲直りしてすぐイチャイチャチュッチュしだす。

 

年上OLと金髪のかわいい女の子の百合とかどう考えても俺の好みにストライクです対戦ありがとうございました。

 

年上OL←好き 金髪←好き 百合←好きなので本当に最高。間違いなくこの作品での私の最推しである。

 

・仲之雫&田中沙織

どちらも高校生のペア。雫は南に、沙織は自身の姉である伊織のことが好きなのだが、当のその2人が付き合っていることでそれは叶わない恋愛感情だと知り、それぞれ言いようのない感情を抱えている。お互いのその面に共感したのか少しずつお互いのことを気にかけるようになり、学校内では一緒にいることが頻繁になる。

 

3組の中では一番の凸凹コンビ。雫の方が喧嘩は強そうなのにいざ戦うと沙織のほうが返り討ちにするところが面白い。どっちも素直になれないところがまた良い。

青春、だなあと感じさせてくれる。

 

・ヘケ&ララ

社会人ペア。この2人は他の4人に比べて少し遅れて登場する。

作中屈指の鈍感度を持つ2人である。

読み進めていただければわかるが「なぜそこまでしてお互いの気持ちに気づかない!!!!!!!!!!!!ぐああああああああああああああああああああああ」となること必至である。何から何まで色々すれ違いすぎる。

 

毎回いいところまで行ってどちらかが勇気を出して1歩進めばすぐに進展するのになかなか踏み出せない。そんなもどかしさを一番感じさせてくれるペア。

 

 

それぞれのペアにしっかりと色付けというか、特徴が付与されていて読んでいて飽きない。Twitterに載せていた漫画をまとめたコミックも発売されているがとりあえずお試しで~って気持ちであれば作者のTwitterのモーメントに今までのものがまとめられているため、そちらから読むことをお勧めする。この手軽さが本当に最強である。

 

 

第5回 ex.4ささやくように恋を唄う

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初めに言っておこう。

ささこいをよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!説明なんてめんどくさい!!!!とりあえず読め!!!!!!!!!!!

 

失礼、つい気持ちが前にでてしまった。私が個人的に今一番推している作品。

ささこいとの出会いは今までの作品のような友人からの布教ではない。

今も忘れない秋葉原で買い物をしていたとき、とらのあなで百合作品のコーナーに行った際、見かけたポスターがささこいのポスターであった。

私は自身の絵の好みが作品の好みに結び付く人間であるため、このポスターの絵に一目惚れした私がこの作品にのめりこむまでそう時間はかからなかった。

 

概要

作者は「竹嶋えく」先生。現行3巻まででており、4巻が1月18日に発売予定。みんなこれを機に買おうな!!!!!!!!!

こちらもまた、高校生同士の恋愛を描いたストーリーになっている。

 

桜舞う季節、私達はひとめぼれをしてしまいました。高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依に、ひとめぼれという名の憧れを抱く。校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい……お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、ひとめぼれから始まる恋物語。(ささやくように恋を唄う - pixivコミックより引用)

 

主役2人がそれぞれ抱いた「ひとめぼれ」は少し違ったものであり、その違いによるすれ違いから2人の関係が始まっていく。

 

やがて君になるとはまた違ったベクトルでの王道を行く百合作品といえる。

この作品の魅力はとにかく絵が良い。綺麗。かわいい。かっこいい。三拍子そろってる、最高や。ストーリーは比較的明るい。主人公がひたすら前向きの人間であることから話も全体的に明るい傾向にある。やが君がしっとりとした感じあるのに対し、ささこいはさわやか、ひたすらさわやかな感じである。読んでいて「これが…青春…!」となる。本当に。

 

もっと説明したいのだが伝えたいことに対して私の日本語が追い付かないため、省略する。

主要な登場人物

4巻までの話の中心となっている人物は3人。

 

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木野ひまり(画像左)と朝凪依(画像右)

 

 

 

・木野ひまり

本作の主人公、高校一年生。

小学校からの友人である水口未希に誘われて見に行った新歓のバンド演奏でボーカルだった朝凪依を見て「一目惚れ」する。この「一目惚れ」はボーカルの依に対する尊敬の念という意味での「一目惚れ」だった。

とにかく明るく、無邪気な性格。見た目もとてもかわいらしく、時々ワンちゃんのような挙動をする。

 

入学当初は部活が決まっていなかったが、料理研究部に入ることになる。

 

まじでかわいい。

 

・朝凪依

本作のもう1人の主人公であり、高校三年生。

軽音部に所属していたわけではなかったがクラスメイトの水口亜季にバンドに誘われ、新歓では臨時でバンドのボーカルとしてライブに出る。ライブ後に会いに来たひまりに「一目惚れ」した。こちらは恋愛的な意味での「一目惚れ」。

放課後によく屋上でギターを弾きながら歌うことが好き。ひまりに会って以降、時々ギターと歌を聞かせるようになる。

 

猫ちゃんグッズに目が無く、多少無茶なお願いでも猫グッズを引き換えに引き受けてしまうくらい。かわいいポイント5億 普段は眼鏡をかけていないが視力はそこまで良いわけではないのか授業中は眼鏡をかけているかわいいポイントさらに5億

ひまりにもう一度ライブの姿を見せるために軽音部、そして亜季のバンドに入ることになる。

 

最高、まじ推せる。

朝凪依をよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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水口未希(画像左)と水口亜季(画像右)

・水口未希

ひまりの小学校からの友人で新歓バンドに見に行こうと誘った張本人。

吹奏楽部に入部することを決めており、まだ決まっていないひまりに色々提案したり手助けしたり、ひとめぼれしたひまりのために依に関する情報を集めるなど、友達の面倒見がよい。

 

かなりのお姉ちゃんっ子でライブ後もバンドとしてでていた姉の話をしている。

ロングヘアーで前髪をとめており、口元にほくろがある。性癖に刺さる人多そう。

 

 

・水口亜季

未希の姉で軽音部所属の三年生。

バンドではベース担当。ミディアムヘアーで左目の下にほくろがあり(ここ性癖ポイント)、とても積極的でさっぱりとした性格。

依に恋愛感情を抱いているが本人には隠し通している。

 

 

特にアニメ化等の予定は今のところないが漫画は百合好きの間ではかなり売れており、評判も良い。先ほど述べた作風もあって読んで後悔することはあまりない作品といえる。

ぜひ、ぜひぜひぜひ読んでいただきたい作品。

 

 

 

第6回 extra edition:個人的これから開拓したい作品

こちらは番外編。

私自身がこれから読む予定、または興味のある作品をメモ代わりにこちらに記しておこうと思う。かるーく流し見していただいてこういう作品もあるんだなあ程度に思っていただいて興味を持っていただいたら私とともにぜひ開拓していただきたい。

それぞれの作品に一言ずつ触れていこうと思う。

 

・わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 

dash.shueisha.co.jp

作者は「みかみてれん」先生。そしてイラストはなんと竹嶋えく先生。イラストの人を見て買うしかないと思っている。絵が好き。現在コミックスは1巻だけ出ており、そちらは購入して読んでいるが原作も読まなきゃ…

 

捏造トラップ-NTR-

www.cmoa.jp

 CCSの先輩に教えていただいた作品。とりあえず絵はそこそこ好きなので読もうと思う。内容はそこそこダーク寄りらしいが「ふたごわずらい」を読んだこともあるし、そちらが完全に無理というわけではないので問題ないだろう。

 

・両片想いな双子姉妹

comic-walker.com

Twitterでよく良質な双子百合をあげてくださっている「はちこ」先生の作品。

読まずにはいられない。てかはちこ先生のTwitter今すぐ見てくれ。まじで良質。

 

他にも多数読みたい作品はあるがその中から無作為に選んでみた。

 

第7回 終わりに

今回は知らない方向けの記事としたため、かなり有名どころの作品で合ったり、百合作品を知っている方にとっては少し退屈であったかもしれない。

しかしやはり初めてそのジャンルに触れる際には王道の作品や有名な作品から入るのが一番であろうと思う。

とりあえずどれかしら読んでみてくれると私としては満足である。あわよくば酒の席で語りたい。語らせてくださいお願いします。

さらにはそれをきっかけにずぶずぶとこちらの沼へ落ちていただければもうニチャアである。

 

私もまだまだひよっこの身であるため、これからも財源との相談ではあるが開拓を進めていこうと思う。

 

ここまで書いて思ったことが一つ。

 

 

 

 

俺の語彙力足りな過ぎ!?!?!?!?!!?

 

 

長々と付き合っていただきありがとうございました。

 

参考

ユリ - Wikipedia

ユリ根(百合根)の栄養や毒は?栽培や効果・効能は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap

ユリ(百合)とは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

今月の薬用植物 - 熊本大学薬学部 / 大学院薬学教育部

百合(ユリ)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉 | LOVEGREEN(ラブグリーン)

薔薇族 - Wikipedia

百合 (ジャンル) - Wikipedia

百合作品 (ゆりさくひん)とは【ピクシブ百科事典】

やがて君になる - pixivコミック

小糸侑 (こいとゆう)とは【ピクシブ百科事典】

七海燈子 (ななみとうこ)とは【ピクシブ百科事典】

佐伯沙弥香 (さえきさやか)とは【ピクシブ百科事典】

安達としまむら - Wikipedia

安達としまむら 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker

(安達としまむらのキャラ紹介で用いたpixiv辞典はネタバレ要素をタイトルの時点で含んでいるため、ここに掲載はしない)

不揃いの連理 - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype

不揃いの連理 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker

 ささやくように恋を唄う - pixivコミック

ささやくように恋を唄う - Wikipedia

捏造トラップ-NTR- 1巻 |無料試し読みなら漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア

 わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)|ダッシュエックス文庫

両片想いな双子姉妹 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker